1秒のどんなタイミングも

 

違ってたら僕ら出会っていないかも

 

Sexy Zone XYZ=repainting Tour 2018 にお邪魔させて貰った。4/21の松島くんの凱旋公演である静岡エコパアリーナ、5/5の横浜アリーナ。どちらも久しぶり場所だった。特に五年ぶりに現場に足を運ぶことになったエコパは自分の地元であったり、松島くんにとっても念願の場所でとても嬉しかったんだけどなんだか行くのが少し怖かった。半年くらい前にひょんなことからおたくに戻ってきた私は今のSexy Zoneを見て違和感は感じなかったものの、その姿が眩しすぎて、大きくなりすぎていて、それを実際に見るのが怖かったのである。追いついてなかったように思える気持ちが、追いつかなくてはならなくなるというか、追いついて昔のこと忘れちゃうかなって。

 

だけど、結論としてはそんなことなかったです。それはきっとこのツアータイトルにもなっているrepaintingをメンバーが感じさせてくれたことが大きいと思います。僕らには向かっていく、進まなければならない場所がある。だから今ある色を大切にしてrepaintingを続けてく。僕らを信じてついてきて下さいって言葉は勿論だけどそれがこのコンサートを見ることで伝わってきたんですよね。私の好きだったSexy Zoneは今彼らの中にあり、中核になっていて、でもそこに新しい彼らの色を塗り足していく、その瞬間を見れているのも楽しいし、それが今私の好きなSexy Zoneなのかなって。

 

あとは本人達が本気でアイドルをしてるのもそれを楽しんでいるのも、見ていてとても気持ちがよかった、おたくが5人を大切に思うのと同じくらい彼らがおたくを大事にしてくれてるのも好きだと思った。メンバーが本当に仲良さそうなのも、でもただの仲良し小好しではなくしっかり言う時には言う関係にあることも嬉かった。この子達は本当にテッペン取れるだろうなと何度も思った。昔はテッペン取れるってただの言霊だったから、それがこのツアーを観させてもらって一番嬉しかったことかもしれない。いつかのツアー終了後に書いた拙い文章で私は彼らにテッペンとれる、とってほしいと書いていたけれど、当時はまだまだ横アリのスタンド席にポツポツと空席があってああこの空席をメンバーが目にするのはとっても悲しいし傷つくよなあと思うくらい、1ミリもテッペンとれる、そんな力があると感じたことはまだなかった。だけど私はその気持ちを抑えて、テッペン取れると書いたのはそうなってほしいという願望と、彼らに自信を持たせてあげたかったんだと思う。

 

でも今の彼らは全然違った。横アリは超満員、空席は見渡す限り見当たらなかった。私自身の気持ちも昔は少し不安というか、場面的に頑張れ頑張れと心配を含みながら見守るような気持ちで団扇を振っていたあの頃から、今回はすっかり楽しませてもらった。移り変わる曲、演出、メンバーの表情、いろんなことにずっとワクワクしていて、不安を一切感じずあの空間にいるのがとてもとても楽しかった。本当に心の底から楽しいと思えた。

 

それと同時に、Sexy Zoneをずっと見ていたおたくはこの気持ちの変化、いつだったんだろうと考えた。五人体制に戻って初めてのツアーであるウェルセクだろうか、五周年記念の各所で絶賛されているSTAGEだろうか、むしろもっと前なのだろうか。もし私がその場にいたらもっと早く戻ってきていたのだろうか。いろんなことを考えた。

好きな人の知らないところを知るのは楽しい。恋人の知らなかったことを知ってたまた好きになる、それはよくあることだと思う。でもそれはリアルタイムだから好きになるのだ。昔こうだった、と聞いても私はそれにピンとくることはない。そう思うと私はきっと今のSexy Zoneがジャスト*1なのである。勿論今の彼らを作る最低最悪の過去を私は知っている、目を背けたきっかけだったから。でもそこから這い上がってきたときをリアルタイムで知らない。私が適当になんとなく生きていたこの瞬間も彼らが一歩一歩確実に進んでいく瞬間なのである。そのときその瞬間を惜しく思うのは新たにアイドルを好きになったときあるあるだと思う。「リアルタイム」を知らないのはアイドルを好きでいる上で致命的だから。私はずっとそう思ってたんだけど、人は必要なときに出会うと聞いたこと、そしてこの公演を観たことで考え方が変わった。私が大切にするべきなのは私が好きになった彼らと彼らの未来である。勿論彼らを好きでいる上で過去を知るのは大切だと思うけれど、それ以上に彼らの未来を信じ今を全力で応援することに意味があるんだと強く感じた。だからおたくが何処であの気持ちの変化を感じたのかは知らなくていいかな。それに伴い私もこれからは過去と対比させることなく、素敵な彼らの今の魅力を語り、これからの期待だけを書き綴ることにする。

 

いつだって一番のアイドルでいてくれる健人くん、Sexy Zoneを実は一番愛して、一番に考えてくれてる風磨くん、全てのバランスの中心にいる勝利くん、天真爛漫で癒しをくれる聡ちゃん、ずっとみんなの可愛い弟のマリちゃん。私をまた素敵な5人に導いてくれた、素敵な5人に感謝です。想像もつかない明日に連れてってください、でもそれがみんなが想像してた目指していた明日だったらそれ以上はないよね。

 

少し時間が経ってしまいましたが、Sexy Zone repainting Tour 2018の終わりを迎えた今、ありがとうとお疲れ様とこれから宜しくお願いしますの意味を込めて。

*1:小並感やべえ